サガンみずは化粧をして 鏡台のぶたいにたつ ろくにしらないと ふいにそうおもつては 花瓶につき刺さる 其のはなの名に うすい口紅をさして くるくるまわる(左眼の時計 ばねぴんネジとんで)
無題青畳は てかがみで ぴんぼけては おひいさんにじむ 雨戸をたたくコツコツ たたいてまるでわたがしで まるでふいたビードロのやうに ふくらんでは夜のマントをまとう いきのはいつたぎやまんのはりこを 踊り子のいない六畳一間にぬいつけて 我、くるひも…
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