2018-10-28 奇想曲 石 奇想曲 おりにふれては一輪の これは金蘭であれはといえば ひらで摘んでは遠ざかる この超越論的塩基配列の一軍を たといばショパンなれば どのやうに譜に打つであらうか 一体どうしておれを呼ぶ 謫居の身に分不相応の煌めきは あまりにもハートに画鋲で よわいを重ねて見学するほど 暗い夜道にやさしさ背広で この黒い生地に名をつける栄誉を おれはそのうちにほくそ笑む 摘んだひかりにひとはさう きらきら星などと云うのだらうよ