自動センセイ

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月に釘を打つ大工のやうに
いつだつて木曜日は換気扇だから
あるいは無人のランドリー
活動写真のやうにこまぎれで
四部の瑠璃に六部の黒曜なんて
あまりに陰惨ではないか
とてちとブレては箒ではかれ
あばらの浮いたその方角を
この笹に包んでは半ぺら一枚
やうやくといつた段である