雨傘 僕はきみが好きだ 血よりも濃い塩水の底で 貝殻を集めた、雨が降る しとしと臭う記憶の波止場 赤髪の鬱が傘をつたう 気狂いの金魚は唄いつづける 僕はもう星めぐりにあきた 凍りついた傘が振動する 歩く、歩く、歩く、夜は迷う 深海の砂漠に旅人は恋慕…
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