少女 月が凪いだら、宴の時刻よ 少女の車輪はしとしとと 夜露に濡れた空気のはがねに 口紅ぬったおっ月さん とおりゃんせ、とおりゃんせ スピカをお指でなぞりなさいな 地獄に恋文ちょいとしたためて 辻のお犬に悪戯なさいな 宵の口には鏡のなかで 耳朶噛ん…
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