途中峠 くつひも結んだ雲ややこ 文つきては蜘蛛の糸 あらかたほどいた日和は まるでわかれた女房のやう ひきつた伝馬は水をのみ あいわかつたと走ります すだれの柳は暮れにゆれ なみだぽろんとこぼれます われがわれがと人の群れ ややこを抱いた女の暮れ あ…
御所 なつの角すぎ 囲碁の檻 すきの間あんで 娼妓の膿 のみの坂すぎ 刺青の瀬 あいの手いきて 内裏の庭 ちいのおさいふ 掏児の懐 琵琶弦きれて 古都の舟
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