愛想 めんこいかばねに ねばこいかべ ピウピウとふきすさぶ あいたいし 相対死きりむすぶ ほかをあたれど まてどくらせど ピウピウとふきすさぶはかねのけぶりに しつこいえん こごえちまつた泪は かばねの套に染む とうにすぎたがあいたいし おあいそすれど…
乗車場 一条寺の駅長はピアノだつた ぐびぐびと鉛筆をのんでいた わたしはじつとただ切符であつた 長椅子のやうな雲が浮かんでいて わたしはそれらをじつとみつめていた まるで古本のやうな景色が いくつかのいつかをなんども なんどもいつたりきたりしてい…
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