庵1 山から下りた霧深い ふるさとにも コスモス咲いて プラアスやマイナスの 田んぼにねえ、 稲やビイ玉のキラキラが 川下に流れていく 二世帯の季節は 淹れたてのマント飲み 神社の脇に腰をかけている こちにきいや、 標識に映る三角なんかも みんな流れて…
空の蓄音機 あゝ、九月一日は 空の蓄音機でいつぱいだ ちやうど太陽の横に ハンドルがあつて たれかがギリギリやる メチルの濃い縁側で(夕七つはアマデウス)二十か、二十一だつた たしかそんなやつであつた みずいろの病衣を着て 畳に寝転がつていた 夕板の…
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