無題 芹のような心持ちは 白壁ビーズに糸垂れで 外はしあしあ煩い どちら様でしょうか やるかたのない心情も 草丈分ノートしてやれば 心は文鎮なのですから それ相応に見えるのです サーカスに拐われた日 女流なら菫でせうか
無題 なにがしは氷嚢に 枕と異邦人は恋をして 夏の甘草ビオラ鳴れ ファルトの割れた弩の張りを 波浪にならべては ぱちぱちと調子の狂う 弾きの硝子の流れ着いては 天のお供え物になれやと はいいろの風や 物珍しい日々の出来事を よくよく陳情したのですから…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。