サ変と未然形 かじかんだ手をやらば 明礬そのうち転んで やけに金木犀の匂いの強い 山林歩廊で襟を立てては 北風もピウピウ吹いて 形而上水面青鷺遁走 この理科室の研究成果で おれはあの月を射る こんな低い月だというのに まるきり的の外れている ここらに…
驟雨 当て字のエチュードは 夕暮れに噛むポッキーで ポキンとやるほど切なくて あれやこれやと荷台に積む 埃のついたガム余り このやうな重なりすら いまの俺には手に余る のべつまくなし繋いでは おかつぱに風船ぱちん たといば琥珀の粘膜あらば いい具合に…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。