不具とアレルギ おれはといえば 蛸足でたらめ魚の目で 錦市場に並んでは モダンな春を待ちわびて その流動的な二小節を やたら関節の外れた空の名を たずねあぐんでいるというのに こちらを睨めつけるなんて 蕾なんぞは北風に揺れ サリチル酸のワルツでした …
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