2018-02-08 不具とアレルギ 石 不具とアレルギ おれはといえば 蛸足でたらめ魚の目で 錦市場に並んでは モダンな春を待ちわびて その流動的な二小節を やたら関節の外れた空の名を たずねあぐんでいるというのに こちらを睨めつけるなんて 蕾なんぞは北風に揺れ サリチル酸のワルツでした おれの目は足が笑い ひたすらひきつるばかりで これでは社交も踊れない