2018-02-25 電算ラメール 石 電算ラメール 六百ワットの夢をみて 濡れた寝間着とシーツを 文房堂でごしごしやつては 一人静の花弁のやうに 気位ばかりにかかるビーズ壁 この女に三千円を握らせ 空気筒とはあまりに不細工です この相のアールは伝線した 当たりの悪い化学繊維ばかりで このアールは許せないから 生け作りのあとがきのやうな 心持ちでいっぱいなのです 葉巻を咥えこの規格を改めよと よくよく云って訊かせる おれ自身がなによりさうだから どうしてこの染みは消えない