こころ装丁 春の悪戯にちがいない 肘にふわりと手をやるのは 雑にまとめた髪を結い 或る女の日記抄を 俺もインクの薄れているから よくよく霊験あらたかで 窯でがらがら活字を洗つて 定規のように精緻でないから 未だに草色の装丁であれと そのやうに戸を叩…
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