二行スケッチ 下弦の月は版画でこぼこ 朱色の部屋 墨色の庭先から 渡航する胞子を眺む 練り消しと水風船は 白紙のクロック 物自体に描きこむ徒 俺はそいつらが恐ろしい 肢体についたあの暗い あのべたべたを どうこうしようなどと 正気の沙汰ではないのだか…
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