夢
都合、三度の夢のあと
れこおどのはりが
永遠を孕んでいた
そのチリチリとしたおと
なんとたとふべきなのか
ただ、チリチリとまわる
なんとたとふべきであろうか
都合、三度省みたのち
外套をまとうた言葉が
いくつもたびだつていつた
このキリキリとしたひだ
なんとたとふべきなのか
ただ、キリキリとおどる
なんとたとふべきであろうか
都合、三度の兵のあと
おれはてつぽうをかついだ
躑躅なのか髑髏なのか
もはやしきべつすることが
こんなんなほど、夢をみた
なんとたとふべきなのか
ああ、おろおろとまどう
なんとたとふべきであろうか