2018-08-18 夢芝居 石 夢芝居 石光るのは千五百ワツトまでと あるいはノツトでも可し 牧場に相場屋が群がるばかりで 手前つねづね利に疎く こうして髪留めの伸びた具合で タンザナイトの季節には 手を前によく気をつけとやつて 日に二度ほど米を食べ ポラも割れた鏡のやうなのだから 人造宝石でもかまわない 貧を分け合うものが居るのは 誰かが決めた規範の上 夢芝居にはらはら舞うのは 建部に浮かぶ灯籠か 徒労で吐いては出目のない 缶詰の電力會社 風車はしこたまはたらいて がらがら廻り続ける