2015-08-25 秋茜 石 秋茜 明日は高楼 手酌の線香花火に あぶら売つては 矢つぎばや くるひもくるひも 四の五の云わず しつくと佇んでは こう申すのです よく手入れされた ものですな、と 又、驢馬を 河原にうつて やけに耄碌した的に 俺は矢をかまえる つんだ泪のため池は 北のあたりで鬼灯 飛んで目に射る